てるくにでんき 照明器具の実例集

神奈川県横浜市青葉区のS様 内玄関ホール

2018年10月29日

パナソニック 天井埋込型 LED(温白色)ダウンライト  LGB76501LE1 美ルック・浅型8H・高気密SB形・拡散タイプ(マイルド配光) 埋込穴φ100 白熱電球100形1灯器具相当

神奈川県横浜市青葉区にお住まいのs様からお電話で、玄関ホールのシーリングライトを撤去して、ダウンライトを設置出来ないかとのご相談を承りました。

通常は天井裏にある障害物が正確に割り出せないので、ダウンライトのみの工事はお断りしている場合が多いのですが、今回は天井のクロスをお客様側の手配で張り替えるとの事でしたのでお引き受けしました。

天井のクロスを張り替えるのであれば、ダウンライト本体を納める穴以外に、配線用の穴を開ける事が出来ます。開けた穴は再度塞いでパテ等で補修し、新しいクロスを貼れば問題ありません。

このように、天井のクロスを張り替えるなどリフォーム工事の時に一緒にダウンライトの工事を行うのが一般的です。

現地に伺うとすでにシーリングライトは撤去された状態でした。S様の希望は玄関ホール内に2台のダウンライトを新たに設置することです。一つは玄関側に、もう一つは廊下側に配置をご希望されていて、すでにその位置も天井に指定されておりました。

これがシーリングライトを取外した後です。黒い点は照明器具から出たすすが天井に付着した後です。

幸いにもこの廊下にはクローゼットがあり、そのクローゼットの天井は外すことが出来るようになっていました。そこでまず、天井裏内を把握するためにクローゼット内から目視することにしました。

そこで割り出した結果、S様のご指定した場所では天井裏の障害物に当たることが判明し、約5cmほどご希望の位置よりズラして設置させていただく事をご了承いただきました。

慎重に作業をさせて頂くために、下記の写真にある下地探し専用工具・どこ太を使いました。これは細い錐状になっていて、これを刺すことで天井裏に障害物がないかを探すことが出来るようになっています。原始的な方法ですが、これが一番確実に天井裏の障害物を発見するのに役立ちます。

穴開けは専用工具のダウンライトフリーホールソーを使い正確に作業を行いました。

これが先程計測して位置を5cmズラして開口したダウンライトを設置する場所です。天井裏に障害物(バー)が見えると思います。もしご希望通りの位置で開けていたら障害物があるためダウンライトを設置出来なかったと思われます。

穴は全部で3箇所開けました。中央に開けた穴は既存のシーリングライトが付いていた場所で、これはダウンライトを設置するのではなく、配線処理の為に開けた作業用の穴です。作業終了後は埋め戻す必要があります。

この作業用の中央の穴があるので配線作業はスムーズに進みました。

作業完了後は天井裏に補強用の板を仕込みました。

その板へ先程ダウンライトフリーホールソーで正確に開けたボード材を再度ビスで固定します。

ビスで固定した後は切り込み部分に穴埋めパテを塗り込んでフラットな状態に戻します。

ビス穴にもパテを塗り込んでフラットに仕上げたら作業は終了です。後は古いクロスを剥がして新しいクロスを貼ればキレイな天井に仕上がるでしょう。

設置したダウンライトはこのようになりました。もちろんLEDダウンライトです。

柔らかい温白色の光が優しく玄関ホールを包み込みます。今回はクロスが仕上がるまで現場に居ることが出来なかったのですが、きっと明るく美しい玄関ホールに仕上がったと思います。

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