照明に+1視点! 社長ブログ

第二種電気工事士になって12年が過ぎました。 その2

2015年01月07日

 マンション共用部の停電事故の一件以来、電気工事士の知識と資格の必要性を感じた私にさらなる決心をさせたのは1歳年下の義弟の神尾の存在でした。彼は自分の妹と結婚した後の2002年に照国電機株式会社へ入社し、2003年にから自ら志願して電気工事士の夜間学校へ通う事になります。

彼曰く「自分は電気の専門外で生きてきました。営業する上でも電気のキチンとした知識が欲しいので専門学校へ行かせて欲しい。」

そして1年間、働きながら17時に仕事を上がり平日は毎日専門学校へ通い続けました。事務所から行くときもあれば、現場から直接行く日もありました。正直言って彼の姿を見て勇気付けられると共に自分の優柔不断さに情けなさも覚えました。何故もっと早く自分も専門学校へ行く決心をつけなかったのだろうと。

そして2003年の3月より新宿にある日本電子専門学校の電気工事士課へ通う事になります。当初の目的は資格を取得するだけでしたが、ここで今後の人生に影響を与えるような出会いや別れを経験する事になりました。

夜間ですから当然通ってくる人は社会人がほとんどです。でも私のように30代も後半になって通ってくる人は稀でした。クラスメイトは全員で23名。その中で一人だけ40代後半の方がいたかな?後はおしなべて20代の方が多かったように記憶しています。中には20代半ばの女性が一人だけいました。両親が電気工事店を営んでいる長女の方でした。

通ってくるクラスメイトのほとんどが真面目で勉強熱心で優秀な人が多いと最初の頃にすでに感じていました。ある程度親しくなってから世間話を聞くと、第二種電気工事士だけではなく、そこからさらに上の第一種電気工事士や第二種・第三種電気主任技術者を目指している人が多数いました。何故そこまで努力するのか聞いてみると「自分が希望する就職に必要なスキルだから」という答えが返ってきました。

彼らのように優秀で勤勉な人材なら就職先はいくらでもあるのでは?と思っていましたがそれは自分の思い違いでした。自営業では分からなかった就職に関する厳しさを、この夜間学校でヒシヒシと感じました。自分で商売が出来る幸せ、恵まれた環境だと言うことを再認識しました。

まだまだこの件については書きたいことがあります。
少々長くなりましたので続きはこの後に。

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