照明に+1視点! 社長ブログ

第二種電気工事士になって12年が過ぎました。 その1

2015年01月06日

 もともとネットショップを始めた1996年当初は電気工事士の資格は持っていませんでした。工事士の資格を取得したのはそこから8年ほど経った2004年です。

何故かと言うと、照明器具の販売やホームページ作成がメインの仕事で電気工事は自分の仕事ではないと思っていたからです。ネットショップを始める以前はマンションなどのリフォームで電気工事に絡む仕事もしていましたが、現場で調査と見積を行った後は、職人さんや工程の管理が主な仕事だったため特に電気工事士の資格を必要とする場面があまりありませんでした。

それでも、時にはトラブルになった事もありました。
良く覚えているのは、マンションの共用部(階段、廊下、エントランスホールなど)の照明器具の交換工事を行った時のことです。ここでも自分は管理が主な仕事で、当日の作業終了後は職人さん達を帰らせて明日の作業に備えて現場の掃除と点検を行っていました。共用部の照明のスイッチはタイマー式になっていて17時を過ぎた頃に自動的に照明のスイッチが入ります。その時事件が起こりました。

一瞬点灯したかと思ったら廊下周りの照明が全て消灯してしまいました。そうです、工事のミスがあったらしくどこかでショートか漏電をしたいたようでした。明日も作業があるとはいえ、職人さんを帰らせる前に点灯試験をするべきだったのですが、うっかりしていました。完全に自分の管理のミスです。あわてて職人さんに連絡をしたものの、戻ってくるまでに1時間以上はかかるとの事。17時30分を過ぎて辺りは暗くなっていきます。マンションの住民の方からも足元が暗くて危険だと苦情が出る始末。

最終手段として東京電力の方に来て頂き、共用分電盤の問題のある回路のブレーカーを特定していもらいました。そして、問題の照明器具が含まれるであろう回路のブレーカーを落として、メインのブレーカーを復活させて問題のない箇所の照明を点灯させる事が出来ました。今ならこうしたトラブルに対しても電気工事士として正しい知識があるので対処出来ますが、その当時はお恥ずかしい話ですがありませんでした。この時、初めてきちんとした知識と資格がなければ駄目だなと感じました。

そして、その後に電気工事士の資格を取得するのですが、少々長くなりましたので続きはこの後に。

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