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ダウンライトのLEDはランプ交換?それとも器具交換?

2015年01月26日

家庭内の照明にLEDが入ってきて数年が経ちました。みなさんのご自宅でもかなりの割合で照明のLED化が進んでいるのではないでしょうか?その中でも特に進んでいるのがダウンライトのランプをLEDに交換するパターンだと思われます。ダウンライトは器具の性質上、ベースライトとして使われる事が多く、廊下、トイレ、居室部分など幅広いお部屋で使われています。灯数を数えてみるとダウンライトがご家庭の照明器具の中で一番多いといわれる方も少なくないと思われます。ですから、数の多いダウンライトをLED化する事が一番効率よく省エネ効果が得られる可能性が高いといえます。

一般的にダウンライトで使われるワット数は白熱電球で言うところの60W(ワット)です。LEDの明るさの目安は、W数ではなくlm(ルーメン)で表示するのが一般的です。この単位で今までの一般的な60Wの白熱電球の明るさをあらわすと800~850lmになります。下記のクラスのLED電球で販売価格はネット上でおおよそ2,000円前後です。(2015年1月23日現在)

LDA10LGK60W_1

メーカー:パナソニック
商品番号:LDA10LGK60W
商品名:LED電球 E26口金 10.0W(電球色相当) (広配光タイプ)電球60W形相当(810lm)
販売価格:2,036円

既存の白熱や蛍光灯のダウンライトがある場合は、こうしたランプと交換する事がLED化の早道かもしれません。ただし、最近ではLEDランプが最初から組み込まれたダウンライトの低価格化が進んでおり、大手メーカーで3,000円台のものも出回ってきました。(2015年1月23日現在)
以前はLEDの発光部分と器具が一体化した低価格なダウンライトがありましたが、こちらの東芝の商品はLEDのランプ部分を交換可能にしながらも低価格を可能にした点が大きな特徴です。

LEDD8500-L_1

メーカー:東芝ライテック
商品番号:LEDD8500-L
商品名:高気密SG1形 60ワットクラス LEDダウンライト [LED電球色][Φ125mm]
販売価格:3,402円

では、最初の疑問に戻りますが、既存のランプからの交換と最初からLED電球が組み込まれた照明器具とではどちらを選ぶべきか?についてですが、可能であれば照明器具交換を選んだほうが長い目で見てリスクが少ないと思います。LEDは確かに長寿命ですが、既存の器具自体はそれまでの点灯により少しずつ熱による劣化を起こしています。また、場合によっては器具とLED電球が違うメーカー同士の組合せになる可能性も有ります。万が一、放熱などの問題で想定よりもLEDランプの寿命が短くなった場合などはどこに責任があるのか不明確になり、消費者の自己責任になる可能性もあります。

その点、LED電球が最初から内蔵されているダウンライトを利用した場合は、器具もLED電球も新品なので想定よりも極端な短命で終わることはありませんし、もしこの様な故障が起きた場合はメーカーや販売者側へ保証を求める事が出来る場合が多いと思われます。器具もLEDランプに最適化された設計で製品化しているので故障の発生率も低いと思われます。

確かに器具交換の場合は工事費も発生しますが、数年から10年を超える単位で利用することを考えれば安心・安全の器具交換を考えた方が良いと思われます。ダウンライトなどのLED化をお考えの方は、お気軽にご相談下さい。