照明に+1視点! 社長ブログ

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インターネットで照明器具を販売して一番最初に感動したのはダイニングルームの照明でお困りのお客様に喜んで頂いたことです

2016年06月30日

1996年6月からインターネット上で照明器具のネット通販を営んできました。正直に申し上げて、最初のきっかけは卸事業の不振にあえいでいて少しでもキャッシュフローを良くしたいとの思いでした。低コストで参入できる小売商売として電子商店(ネットショップ)に魅力を感じて始めました。

今思うとまったく自分勝手でお客様の事を考えていないお店でした(笑)

当然、見向きもされずアクセスも無かったのですが、先日の20周年パーティーの時にも書きましたが、当時岸本屋(現無地Tシャツ日本製:京都EASY)さんの岸本氏に出会い、自分が本当にネットで1番になれるもの、自信満々でクレーム対応出来るものでなければ自分のお客様に振り返って頂けないんだと言う事を学びました。

そして、その当時売れるかどうか分からないけれども、自分の中で一番経験値が高く、てるくにでんきのホームページへ見に来て下さった方に自信満々でお伝えできるものが「照明器具」と「照明器具の施工知識」でした。そして、てるくにでんきは商材を照明器具に絞り「照明器具の専門店」の道を歩む事になります。

珍しさから様々なメディアから色々な取材を受けました。

「どこでも販売されているメーカーの照明器具。大きくて割れ物で通販には向かない。日本一安いわけでもない。それでも売れるんですか?」

大体これと同じような事を毎回聞かれました。確かに物を並べて自動販売機として売るだけなら、実店舗を持っている大型量販店さんには適わなかったでしょう。そこに対抗出来る、てるくにでんきだけの付加価値といったら「照明器具の施工知識」しかありません。

大手量販店の販売員さんよりも自分達は多くの「照明器具の施工知識」がある。カタログで選ぶだけでなく、実際にお客様の所にお届けして梱包を解いてお客様の目の前で設置する。この作業の中には照明器具に関する膨大なノウハウが詰まっています。

  • メーカーごとに梱包の良し悪しがあり破損率がかなり違う
  • デザインより施工のし易さで電気屋さんは器具を選ぶ
  • 取り付けるとほぼ100%のお客様はカタログより器具が大きく感じる
  • 一般のお客様はプロの我々の想像を超えた施行を望む場合がある

もう例を挙げたらきりがありません。

これを数十年続けて来たわけです。数千件の施行現場をこなしたその知識の蓄積量たるや半端なものではありませんが、その当時はこの体験が宝物だと言う事は気が付いておりませんでした。

商材を「照明器具」に絞り込んだ事で一番増えたのは、実は注文ではなくお客様からの「相談」でした。照明器具だけでなく施行知識もあるなら相談したいお客さんが沢山いらっしゃる事に段々と気が付きま始めました。その中でも一番多かったのが、ダイニングルームの照明器具に関するご相談でした。

なぜか?

それは、ダイニングルームにはテーブルを置きます。そしてダイニングにはペンダントライトという吊り下げ型の照明器具をダイニングテーブルの中央に設置するパターンが一般的です。ところが、お客様によってダイニングルームに配置する家具が様々です。天井の配線器具の位置が必ずしもダイニングテーブルの中央に来るとは限りません。

そこで、このダイニングルームペンダントライト問題は全国のあちこちで起きているんだと言う事に気が付きました。

解決方法として提案させて頂いたのが配線ダクトレール(ライティングレール)の設置です。レール上であればお好みの場所にペンダントライトを吊り下げる事が出来ます。これがズバリ当りました。お客様から沢山の感謝の言葉を頂戴しました。

「ずーっとテーブルの端にペンダントがあって邪魔だった」

「天井にフックを打って吊り下げ位置を変えたけど時間が経ったら抜けて困っていた」

「雑誌で見たようなこんなオシャレなダイニングルームの照明を実現できて嬉しい」

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最初にこうしたお言葉を頂戴したときに驚くと共に感動しました。自分達の知識がお客様に役立つんだ。喜んでいただけるんだ。本当に嬉しかったです。

このダイニングルームペンダントライト問題を解決してきた歴史は「照明器具の実例集」に綴っております。今まで蓄積してきた「照明器具と施工知識」がお役に立てて本当に嬉しく思っております。

配線ダクトレールはダイニングと相性が良い

2015年01月27日

 自分がネットショップを始めたのは1996年からですが、その頃はまだ一般のご家庭で配線ダクトレールを利用するのは稀なケースでした。

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【パナソニック 配線ダクトレール使用例】

ネットショップを開始して1年ほど経った頃、一般のお客様から配線ダクトレールを設置して欲しいとのお問合せを頂くようになりました。今でこそ、ネット上ではこうした配線工事を依頼できるお店のホームページが全国各地に出てきましたが、その当事はまだまだ珍しかったため、東京・埼玉・神奈川・千葉では弊社へお問合せを頂く事が多かったようです。

一般のご家庭での配線ダクトレールの設置依頼は、ダントツでダイニングが多かったです。施工を何度か重ねるうちに、どうしてダイニングへ配線ダクトレールの設置を依頼されるケースが多いのか判明してきました。ダイニングだけは家具やダイニングテーブルを設置してからでないと、適切な照明の位置が決まらないのが理由の一つでした。つまり、住まう人の生活様式や家具の事情によってダイニングテーブルの位置がまちまちなため、天井の照明器具の位置とダイニングテーブルの位置がずれてしまい使い勝手が悪くなってしまうからです。

ダイニングではペンダントライトという吊り下げ型の照明を利用するのが一般的です。テーブルに置かれた料理を美味しく演出し、テーブルで向かい合うご家族の表情を美しく演出するのに適しているからです。ただし、テーブルのセンターに器具が吊り下げられないと邪魔になってしまいます。そこで、電源の位置がダイニングテーブルからずれていても、配線ダクトレールを利用すればペンダントの吊り下げ位置を調整出来てベストな状態で照明を楽しむ事が出来ます。

照明器具の実例集でも数多くご紹介しています。配線ダクトレール用ペンダントライトのカテゴリーをご覧下さい。「東京都練馬区にお住まいのK様宅ダイニング」の例などはその典型的なパターンです。ダイニングの中央に照明の電源部分がありますが、K様はダイニングテーブルを壁際に置かれる事を選択しました。結果としてダイニングテー部の中央にペンダントが吊り下げられるように配線ダクトレールを設置されました。

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K様の場合は天井へ直接レールを設置する本格的な電気工事を行いましたが、多少の電源位置のずれであれば、工事士資格が無くてもお客様ご自信で設置出来る簡易型の配線ダクトレールとペンダントを利用されるお客様もいらっしゃいます。「東京都足立区にお住まいのO様ダイニング」がその例です。

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ダイニングルームと配線ダクトレールは以上のように相性が良いので、お悩みのお客様へはオススメしております。ダイニングルームの照明でお困りの方はお気軽にご相談下さい。お待ちしております。