照明に+1視点! 社長ブログ

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電源のない場所に配線ダクトレールを設置

2015年03月05日

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今回は弊社が良くご依頼を頂く配線工事のご紹介です。
リピーターのお客様からマンションのリビングの壁面を照射して間接光を楽しみたいので、配線ダクトレールを設置して欲しいとのご依頼を頂きました。業界的な話ですが20年くらい前までは、秋葉原にある某大手照明店が施工部隊を持っていて、こうした一般のお客様からのご要望にお応えしていたそうです。ところが、ちょうど我々がネットに照明器具の専門店として参入し始めた2000年前後の頃に、この某大手照明店が施工部隊を解散してしまいました。そして困った一般のお客様が検索で施工対応出来る照明器具の専門店である弊社を探し出して下さるようになりました。こうした流れで配線ダクトレールに関する施工のご依頼を頂く機会が徐々に増えていきました。照明器具の実例集にも多数掲載しております。

今回は電源のない場所に配線ダクトレールを設置して欲しいとのご要望でした。予め現場調査は済ませておりましたが、近くにあるコンセントから電源を取り出し、なるべく配線を目立たせないように壁面内を通して一部は露出配線にしてモールでカバーする事にいたしました。

コンセントのプレートを外し電源を取り出します。
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電源の真上に配線ダクトレールのスイッチを埋め込むために壁を切り出します。石膏ボードなのでカッターで切り取る事が出来ます。
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開口後はこうなります。今回はこちらに調光器を設置しました。
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今回は壁面内を通す事が出来たので、天井付近で配線を取り出す事が出来ました。かなりラッキーだったと思います。
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ここからは配線ダクトレールまでは露出配線になるのでモールカバーを設置して仕上げました。
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2mの配線ダクトレールを3本連結させました。
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壁面を照射して間接光が楽しめるようになりました。
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スイッチに調光器を使っているので光のボリュームをお好みに合わせてコントロールする事が出来ます。
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配線ダクトレールは設置してしまえば、あとはお住まいになるお客様の好みに合わせてスポットライトやペンダントライトを自由に配置して明かりのDIYを楽しむ事が出来ます。今回は広々とした壁面へスポット光をあてて間接光を楽しむライティングシステムに仕上がりました。お客様からもご好評を頂きました。もし、配線ダクトレールの設置でお悩みでしたら弊社までご相談ください。お待ちしております。

お客様専用フリーダイヤル 0120-510692

第二種電気工事士になって12年が過ぎました。 その2

2015年01月07日

 マンション共用部の停電事故の一件以来、電気工事士の知識と資格の必要性を感じた私にさらなる決心をさせたのは1歳年下の義弟の神尾の存在でした。彼は自分の妹と結婚した後の2002年に照国電機株式会社へ入社し、2003年にから自ら志願して電気工事士の夜間学校へ通う事になります。

彼曰く「自分は電気の専門外で生きてきました。営業する上でも電気のキチンとした知識が欲しいので専門学校へ行かせて欲しい。」

そして1年間、働きながら17時に仕事を上がり平日は毎日専門学校へ通い続けました。事務所から行くときもあれば、現場から直接行く日もありました。正直言って彼の姿を見て勇気付けられると共に自分の優柔不断さに情けなさも覚えました。何故もっと早く自分も専門学校へ行く決心をつけなかったのだろうと。

そして2003年の3月より新宿にある日本電子専門学校の電気工事士課へ通う事になります。当初の目的は資格を取得するだけでしたが、ここで今後の人生に影響を与えるような出会いや別れを経験する事になりました。

夜間ですから当然通ってくる人は社会人がほとんどです。でも私のように30代も後半になって通ってくる人は稀でした。クラスメイトは全員で23名。その中で一人だけ40代後半の方がいたかな?後はおしなべて20代の方が多かったように記憶しています。中には20代半ばの女性が一人だけいました。両親が電気工事店を営んでいる長女の方でした。

通ってくるクラスメイトのほとんどが真面目で勉強熱心で優秀な人が多いと最初の頃にすでに感じていました。ある程度親しくなってから世間話を聞くと、第二種電気工事士だけではなく、そこからさらに上の第一種電気工事士や第二種・第三種電気主任技術者を目指している人が多数いました。何故そこまで努力するのか聞いてみると「自分が希望する就職に必要なスキルだから」という答えが返ってきました。

彼らのように優秀で勤勉な人材なら就職先はいくらでもあるのでは?と思っていましたがそれは自分の思い違いでした。自営業では分からなかった就職に関する厳しさを、この夜間学校でヒシヒシと感じました。自分で商売が出来る幸せ、恵まれた環境だと言うことを再認識しました。

まだまだこの件については書きたいことがあります。
少々長くなりましたので続きはこの後に。

第二種電気工事士になって12年が過ぎました。 その1

2015年01月06日

 もともとネットショップを始めた1996年当初は電気工事士の資格は持っていませんでした。工事士の資格を取得したのはそこから8年ほど経った2004年です。

何故かと言うと、照明器具の販売やホームページ作成がメインの仕事で電気工事は自分の仕事ではないと思っていたからです。ネットショップを始める以前はマンションなどのリフォームで電気工事に絡む仕事もしていましたが、現場で調査と見積を行った後は、職人さんや工程の管理が主な仕事だったため特に電気工事士の資格を必要とする場面があまりありませんでした。

それでも、時にはトラブルになった事もありました。
良く覚えているのは、マンションの共用部(階段、廊下、エントランスホールなど)の照明器具の交換工事を行った時のことです。ここでも自分は管理が主な仕事で、当日の作業終了後は職人さん達を帰らせて明日の作業に備えて現場の掃除と点検を行っていました。共用部の照明のスイッチはタイマー式になっていて17時を過ぎた頃に自動的に照明のスイッチが入ります。その時事件が起こりました。

一瞬点灯したかと思ったら廊下周りの照明が全て消灯してしまいました。そうです、工事のミスがあったらしくどこかでショートか漏電をしたいたようでした。明日も作業があるとはいえ、職人さんを帰らせる前に点灯試験をするべきだったのですが、うっかりしていました。完全に自分の管理のミスです。あわてて職人さんに連絡をしたものの、戻ってくるまでに1時間以上はかかるとの事。17時30分を過ぎて辺りは暗くなっていきます。マンションの住民の方からも足元が暗くて危険だと苦情が出る始末。

最終手段として東京電力の方に来て頂き、共用分電盤の問題のある回路のブレーカーを特定していもらいました。そして、問題の照明器具が含まれるであろう回路のブレーカーを落として、メインのブレーカーを復活させて問題のない箇所の照明を点灯させる事が出来ました。今ならこうしたトラブルに対しても電気工事士として正しい知識があるので対処出来ますが、その当時はお恥ずかしい話ですがありませんでした。この時、初めてきちんとした知識と資格がなければ駄目だなと感じました。

そして、その後に電気工事士の資格を取得するのですが、少々長くなりましたので続きはこの後に。