照明に+1視点! 社長ブログ

2025年6月の記事一覧

カタログを見るのが楽しくなる!傾斜天井におすすめの照明探し

2025年06月24日

堂園秀隆(どうぞの ひでたか)
照明器具専門通販「てるくにでんき」運営者。照明器具の販売・施工に携わって36年。第二種電気工事士、照明士の資格を持ち、これまで数多くの住宅・店舗照明を手がけてきました。専門家としての知見を活かし、「照明って難しそう」というお悩みに寄り添いながら、わかりやすく丁寧にサポートいたします。

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傾斜天井にどんな照明器具をつけたらいいのか?

今日は弊社に多くお問い合わせいただくキーワードで一番多いのが「傾斜天井」ですが、傾斜天井におすすめのシーリングライトを具体的にご紹介していきながら傾斜天井に取付できる照明についてお話したいと思います。

傾斜天井対応可能 FLAT PLATE シーリングライト オフホワイト丸型LED[昼光色~電球色][~10畳][リモコン別売]OL291412BR

傾斜天井がある物件は、今大変多くなっています。天井が高いと同じ広さでも空間を広く感じますし、圧迫感のない快適な空間を作るには、最適な建築手法だと思います。

ただ、ここで素朴な疑問が生まれます。照明器具は何をつけたらいいの?取り付けたいと思っていた照明器具は傾斜天井に取付できるのだろうか?と。

カタログを見ても、傾斜天井に取付できるとか書いてないし、何を目安にすればいいんだろう?

って思いませんか?メーカーもそういう意味ではちょっと不親切ですよね。でも実はちゃんと書いてあるんです。

上にリンクを貼ってある弊社の商品を具体的な例として説明していきましょう。

商品ページにはメーカーのカタログの写真も掲載しています。カタログ写真には定価であったり、明るさを表す光束だったりその器具の情報、家電などでよく聞く言葉だと「スペック」などと言われるものが記載されています。そこに傾斜天井の取付できる場合は、何度の傾斜まで設置可能かどうかを明記しています。ご紹介している器具でいえば以下の部分です。

赤い矢印の部分ですね。ここでいうと、45度まで傾斜天井に取付できますよ。という表記になります。

ちなみに、この明記の仕方はメーカーごとにそれぞれ違います。このようにマークで出ている場合もあれば、スペックの記載部分に何度の傾斜まで取付できます。という表記で出ている場合もあります。メーカーによって表記が違いますので、基本はこのスペックの部分からよく読んでみるということが重要です。

カタログの見方がわかれば選択肢は一気に広がる

傾斜天井へ取付できる器具を探している時に、このように傾斜に対応可能かどうか?がわかれば、メーカーのカタログを見てても、器具の種類が多すぎてわからない!などと思っていたのが、一気にこれは取付できるかな?とカタログを見る部分が変わってきて楽しくなってきます。プロに聞かなくても自由に選択できるようになります。選択肢は一気に広がりますね。

さて、今回ご紹介したシーリングライトは傾斜天井に対応しているだけでなく、高さがたったの45mmしかない薄型器具で、天井との間に隙間もできない設計のため、白いクロスを使用している天井に使用すれば、照明器具を目立たずに、すっきりとした空間を作ることもできるので、この点についてもおすすめです。

弊社施工例

 

この機種は弊社でも大変人気があり施工の依頼も多くいただいています。

傾斜天井に取付できるのは、シーリングライトだけではありません。吊り下げ型のペンダントライトなども対応可能ですが、ペンダントライトについてはシーリングライトよりも少しテクニックが必要になってきます。次回は傾斜天井へ取り付けるペンダントライトについてお話させていただきたいと思います。

照明やスイッチなど器具についてや施工など御相談をお受けしております。

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キッチンの照明が壊れた…これって交換できるの?

2025年06月19日

堂園秀隆(どうぞの ひでたか)
照明器具専門通販「てるくにでんき」運営者。照明器具の販売・施工に携わって36年。第二種電気工事士、照明士の資格を持ち、これまで数多くの住宅・店舗照明を手がけてきました。専門家としての知見を活かし、「照明って難しそう」というお悩みに寄り添いながら、わかりやすく丁寧にサポートいたします。

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キッチンに埋込の照明器具が多い訳

お客様からのお問い合わせを数々お受けしてきましたが、時にお客様が今のニーズを教えていただくことがあります。その中でもここ数年大変お問い合わせが多いのが、キッチンの埋込器具の交換のお問い合わせです。

ファッションにも流行があるように、建築の世界でもその時代の流行のデザインがあります。キッチンに埋込器具を使うというのは、現代ではあまりみかけないのですが、おそらく15年~20年前くらいにマンションのキッチンにおける「埋込器具」というのが流行したのだと思います。

なぜ、15年~20年前と推測するのは、ここ数年故障して交換してほしいという問い合わせが増えてきているので、器具寿命からして10年または15年前ではないかと思うためです。

照明器具には寿命があることを知らない方が多い

少し話がずれますが、照明器具の耐用年数というのは各メーカーだいたい5~7年と設定しているところが多いです。

ここで、驚かれるお客様が多いんですね。照明器具って寿命あるんですか?しかも考えていた年数よりもはるかに短い。うちの照明器具なんてとうに10年は過ぎてますよ?

となる訳なんですね。家電に寿命があるということは皆さんの多くが知っているのに、こと照明器具については、寿命あるんですか?となってしまう。

いや、でも正直な話、5~7年とメーカーは言いますが、照明器具は10年、下手したら20年近く使えてしまう場合も多いんです。照明器具というのは、いたってシンプルな構造で成り立っていますので、PCみたいに複雑じゃない。しかも負荷が点灯する時にはもちろんかかりますが、長時間使う場合も多いので、安定して通電するため点灯中の負荷も少ないため、あまり器具への負担が少ないというのが現実です。

ただ、やはり照明器具にも終わりを迎える時が来ます。また蛍光灯が生産中止になりますから、もう蛍光灯の交換は今後は難しいと考える方も昨今では増えています。

そのため10~15年前に当時流行していた、キッチンの埋込器具の交換の需要が今来ているということなんですね。

簡単に交換できないのが埋込器具の短所

埋込の器具ではない場合は、今取り付けしてある器具のサイズと同じくらい、もしくは少し大きめを選ぶことによって、器具の跡も隠すことができて交換も可能です。一般の方には出来ない取付としても、天井に穴をあける訳じゃないので、工事士に依頼すれば1時間もあれば交換可能です。

ただ、埋込器具はそれができません。すでに埋込器具を取り付けるために、専用にそのサイズで穴があけられてしまってますから、同じ大きさのサイズを探して交換しなければならない。

直付けのシーリングライトと違って、ラインナップも少ないですから、さあ、器具が故障した、交換したい!と思っても相談できる所は実はとても少ないんです。

ホームセンターや家電店に行っても、なかなか理解してくれる店員さんはいないのが現実ではないでしょうか?

いや、けしてそういうお店がよくないとは言っていませんよ。ただ、なかなか相談できずにいつまでも故障のまま放置しているお客様は多いのではないでしょうか?

私たちは、そんなお客様にどうかうちを見つけていただきたいという気持ちを込めて、このようなブログを書いています。

 

事例集で確認してほしい

実際に弊社で施工した事例集がありますので、ぜひご覧ください。

施工事例-1

施工事例-2

施工事例-3

施工事例集でもわかるかと思うのですが、お客様の現場はそれぞれです。上記の施工例は現行の器具で現状の器具の大きさにあわせることが出来たので交換が出来ましたが、すべてそうとは限りません。残念ながら現行の器具とはサイズ的な問題で交換できない場合もあります。その時にはなにか解決方法はあるのか?御相談いただくことも可能です。

御相談はまずは問い合わせフォームで!

今まで悩んでいた事項を相談できると思うと大変喜んでいただけるのは、弊社としても嬉しいのですが、お電話でご相談いただいても必ず問い合わせフォームから今一度ご相談内容をお送りいただいています。ですので、出来るだけ時間を短くするためにも、まずはお問い合わせフォームからご相談いただくことをお願いいたします。必要な情報は以下の通りです

●お住まいの地域(住所は個人情報になりますから、正式な住所は御発注後で結構です)

●既存の器具の写真

●既存の器具の型番(わからなければ結構です)

●型番がわからないお客様は、外形寸法(タテ×ヨコ)

●何年ごろに設置したものか?

以上の情報をお寄せください。

お問い合わせフォームは以下になります

メールでのお問い合わせ

LINEでのお問い合わせ

どうか、御悩み事が解決できますように。お力になれれば私たちも嬉しいです。

お待ちしています!

それじゃお客様は入らない…店舗照明が集客を左右する理由

2025年06月17日

堂園秀隆(どうぞの ひでたか)
照明器具専門通販「てるくにでんき」運営者。照明器具の販売・施工に携わって36年。第二種電気工事士、照明士の資格を持ち、これまで数多くの住宅・店舗照明を手がけてきました。専門家としての知見を活かし、「照明って難しそう」というお悩みに寄り添いながら、わかりやすく丁寧にサポートいたします。

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店舗照明のお話

今日は店舗における照明のお話です

おしゃれなカフェの店内|フリー写真素材

そのライティングではお客様は入らないでしょう?

と、思うことがしばしばあります。

照明の良し悪しで集客を左右する?そんな訳ないでしょう?って思うかもしれません。でも照明が原因で魅力が半減というお店も少なくありません。内装が素晴らしいのに惜しい!なんて思うことも。

色々な原因はありますが、今日は入口のガラス窓・ガラス扉に絞って実際の例をあげて説明します。

ぜひ店舗経営、特にお客様が来客することで成り立つ商売のお店の方には参考にしてください。

さて、弊社のある町に、何をやっても商売が繁盛しない店舗があります。条件はとても良い立地です。

●最寄り駅から徒歩1分

●バス通りである

●通勤・通学で人通りは多い

●近くに飲食店もあり、スーパーもあり休みの日でも人通りが多い

●広さも十分あるし、入口も通りに面していてもちろん1Fです。

和食・イタリアン・アジア料理とさまざに形態を変えてきましたが、長く続きません。そんな良い立地でどうして人が入らないのか?味がイマイチでも(ごめんなさい!)立地が良ければそれなりに集客が見込めるお店なんて世の中にはいっぱいあります。よね?

もちろん照明に問題ありです

ここで取り上げるテーマですから、もちろん原因は照明にあり なんです。

今まで色々と様変わりしてきた店舗ですが、内装も毎回きちんと手を入れらていたし、今日のおすすめなど、写真や看板でアピールするなど、どのお店も努力されていました。時にはお店の外に無農薬の野菜を売ったりして集客の工夫をしていたこともありました。でも、野菜は売れても、中のお店は人がいない、、、。

でも、ここでそれは照明が悪いからだ、なんて思う人はほとんどいないですよね。

ガラス窓、ガラス扉 これがポイント

一見、ガラスなら中が見えていいじゃないか?って、入口をガラスにしているお店は多いと思います。ただ、これが実はクセモノなんです。入口付近に設置した照明が、逆にガラスに反射してしまい、中が見えにくい、場合によっては中が暗く見えてしまうんです。入口が暗い洞窟の入口とまでは言いませんが、それに近い印象を無意識のうちに与えてしまっている。つまり、はっきりいうと印象が悪い訳です。なんとなくわからない、得たいがしれない。そういうところには、例外はあるかもしれませんが、人は近づきたくないという意識が生まれてしまうんです。

店舗が様変わりしても、中の内装は変わっても入口はそのまま使われていたので、どのお店もそのような印象になってしまう。私はこれが一番の問題じゃないかと思います。

遠くに光があると誘われてしまう

そんなこと言っても、じゃあどうしたらいいの!?入口のガラスを違う素材に変えるなんてコストがかかって出来ないし、得たいがしれないなんて言われても!と思われますよね。

でも少し前に戻りますが、ガラス窓や、ガラス扉は中の様子が見えるのがいい、って書きましたが、そうなんです、これが利点なんです。利点は伸ばしてやればいい訳です。

外から見た時に、店の奥に光が見える状態にする。例えば、店の一番奥の壁をスポットライトで明るく照らし出す。店の奥にあるオブジェなどに明るい光をあててあげる。

ガラスだからもちろん見える範囲であれば、外からそれは見えます。え?なんか明るいな?という印象と共に、そういえばここは飲食店でお店の雰囲気も良さそうだ。今度入ってみたいな。という気持ちが湧いてくるのです。

ライトが綺麗な夜のカフェ01 - カフェ素材.com

 

弱点を強みに変える

これが店舗における照明を使った集客方法の1つです。入口だけを明るく照らし出しても、進べき先がなんとなく暗くて不安な要素があると、良さそうかもしれないけど、なんとなく入る気がしない。これが心理なのかもしれません。私は心理学者ではありませんので、このあたりのことは素人なんでうまくは書けませんが、反射してしまい暗くなった入口の場合は、その先を明るくしてあげてください。

どうですか?できない改善ではないのではないでしょうか?

店舗の照明も得意です

弊社では、一般の住宅だけでなく店舗もたくさんの施工事例があります。ぜひ施工例をご覧いただき、お気軽にご相談ください。

 

てるくにでんき照明器具の実例集

 

【体験談】プロが本気でおすすめするGLO-BALL|飽きのこない照明デザイン

2025年06月13日

堂園秀隆(どうぞの ひでたか)
照明器具専門通販「てるくにでんき」運営者。照明器具の販売・施工に携わって36年。第二種電気工事士、照明士の資格を持ち、これまで数多くの住宅・店舗照明を手がけてきました。専門家としての知見を活かし、「照明って難しそう」というお悩みに寄り添いながら、わかりやすく丁寧にサポートいたします。

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点灯する時の感動が忘れられない

実は私はてるくにでんきでは二代目になります。創業したのは私の父になりますが、大学を卒業し家業に入った時は、父に

この会社では営業をやればいいので、工事士などの資格は必要ない

と言われたのですが、EC(ネット通販)を始めるようになり、工事の依頼も増えてきて職人さんにお願いするだけでなく、自分も自ら工事に行きたいと思い電気工事士の資格を取りました。

数々の照明器具を設置工事してきましたが、イタリアの照明ブランドの「FLOSフロス」社のGLO-BALL(グローボール)が発売開始された1998年は工事の依頼も多く、私もよくこの機種を設置しに伺いました。

設置した数々の照明はどれも素敵なものばかりでしたが、このGLO-BALLを初めて設置した時には、灯具からやわらかに発せられる光に、はじめて「感動」というものを味わいました。

そこから改めて、照明器具というのは感動を与えてくれるのだと、生活のためだけのツールではないんだと思い直した瞬間だったような気がします。

いたってシンプルなデザイン

でも、このGLO-BALLって、いたってシンプルと言っていいデザインです。最初は、和風のぼんぼりじゃないですが、単なるガラス製大きな丸い形でしょ?と思っていました。確かにどんな家具にもあうシンプルなデザインだとは思いました。有名デザイナーである、ジャスパー・モリソンが手掛けたというブランドだから人気が出ているけれど、もっと多機能な照明器具はいっぱいあるし、なぜこの器具が人気があるのか?ということがピンと来なかったのも正直なところでした。

光が主役であることに気づく

しかし、設置して点灯してみると劇的に部屋の雰囲気が変わります。今まで強い主張もなく、謙虚にそこにあったGLO-BALLが生き生きと輝き始めたのです。しかもそれは押しつけがましくなく、やはり謙虚であることは変わらずに、優しく、あたたかくまるで微笑むように、そして柔らかい光に包み込まれました。

この器具は、器具本体というよりも、そこから発する光が主役なんだ。

先に点灯して感動した、というのはその事実に気が付いたということなんだと思います。

丁寧に作られそこに心が吹き込まれた

GLO-BALLの開発には「良い製品とは何年たっても使い続けてもらえるような、謙虚で静かなそして暮らしの中で便利な道具であるべき」の理念のもと「光の質」を追求した結果、開発には5年の時間を使って開発したそうです。

そうなんです。私が感じた謙虚である佇まい、しかしながら光の質は追及に追求を重ねた5年の時をかけられて生み出された「感動の光」は見事に設計者の意図や目的を私たちに伝えてくれていたんです。私は、設置の現場で直にそれを感じました。この器具にはそんな「心」が吹き込まれています。

この感動を伝えたい

しかしながら、こういった感動をお客様に伝えるっていう作業は大変難しいものです。器具もけして安価ではありませんし、設置工事にも費用がかかります。おすすめすればするほど、

照明器具にそんな贅沢は不要じゃない?

と懸念に思う方も少なからずいらっしゃると思うのです。でも実体験として、光に感動した思い、しかも私のような照明器具を販売することを生業としている人間は、たくさんの照明器具を見てきていますから、当たり前のように受け取ってしまうことも多いですが、その中で新鮮に感動した思いというのは、伝わりにくくても、時間をかけてこのようなブログに書いてみたり、お話する機会があればおすすめするなどし、長い時間をかけてでも伝えたいと思っています。

長く使えるという価値

工事も含み高価とも言える器具ですが、デザイナージャスパー・モリソンはGLO-BALLについてこんな風にも語っています。

「永続的普遍的な多くの人に価値が伝わるデザインを、そのまま照明器具に反映させた」

飽きのこないデザイン・長く使える品質の高さ、質の高い光

そういう意味ではけして高すぎることはないと思います。ぜひみなさんもこの感動を味わっていただきたいです。

*弊社では工事込みで販売しています

GLO-BALL-S1

FLO-BALL-S2

 

灯具なしが売れている理由。時代が求める、すっきりとした暮らし

2025年06月10日

堂園秀隆(どうぞの ひでたか)
照明器具専門通販「てるくにでんき」運営者。照明器具の販売・施工に携わって36年。第二種電気工事士、照明士の資格を持ち、これまで数多くの住宅・店舗照明を手がけてきました。専門家としての知見を活かし、「照明って難しそう」というお悩みに寄り添いながら、わかりやすく丁寧にサポートいたします。

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てるくにでんきのある関東地方もついに梅雨入りしたようですね。前回はその梅雨時期にシーリングファンが洗濯ものの部屋干しなどにも最適という話を書かせてもらいました。

今回もシーリングファンについてお話させていただきたいと思いますが、今日は「吊下げるシーリングファン」をテーマにしたいと思います。

吊下げって吹き抜けや、高天井とか?

前回のシーリングファンのお話では、天井に直接取り付けるタイプの「直付型」の商品をご参考いただきながらお話をすすめさせていただきましたが、吹き抜けや、高天井などにもシーリングファンは取付ができるんです。

このような「棒」の部分をパイプなどと呼んでいますが、付属のパイプと組み合わせて設置することで、高い天井にも取付できるという訳です。

高天井ほど空気の循環にシーリングファンは最適

天井が高いと、同じ面積でも空間が上に広がる分だいぶ広く感じますよね。そのため現在新築の一戸建てでは、高天井のリビングスペースなどが人気を呼んでいるようです。

しかし、空調の効率としてはやはり高天井はよくないです。最近では床に置き型のサーキュレーターなどもよく売れているようですが、空気を循環させるには、やはりこのシーリングファンにはかなわないと思います。

ちなみにこの天井の高い環境でのシーリングファンの効果として、以前ブログにまとめたものがありますので、よろしければ下記のブログもご参考ください。

天井の高いお部屋で冷房をかけてもなんだか冷えない!?とお困りの方へ

なぜ灯具がついていない?

上記で写真でご紹介しているシーリングファンには、灯具(照明)がついていないタイプなのですが、実は弊社ではこのタイプが一番売れているんです。弊社は照明器具を扱って30年近いのですが、当初は

「この広さのお部屋に、この照明器具は暗くないですか?」

という問い合わせがすごく多かったんですね。メインとしての照明器具を、部屋の広さにあうような明るさのものを取付したいという要望が多かったのです。

でも今は、メインとなるべくシーリングファンに灯具がついていない、しかもそれが今一番売れているって、これが時代の変遷なのかな、と思ったりもしますが、メインの照明器具を1台取り付けるというよりも、間接照明で全体のベースの明るさを取り、メインには照明器具をつけないタイプですっきりと見せる。

これが今の流行りです。

灯具が付かない分、すっきりとしているし主張しすぎない。しかしながら空気を循環させるための機能としては活躍している。

だから人気があるのだとうなずけます。

でもやっぱり灯具もついていないと不安

という方にももちろん灯具付きであり、吊り下げることが出来るタイプもあります。

灯具は明るさも2段階調節できるので、3灯だけ点灯させるということも可能です。

また灯具は消して、ファンだけ回転させることも出来ます。

灯具付きの場合はメンテナンスも考えたい

灯具付きの場合は、やはり灯具についたほこりなどがやはり気になります。高天井でもメンテナンスができるような位置に設置するというのも心掛けたい1つ。

付属のパイプは2種類の長さから選べるので、設置した時の灯具がどのくらいの高さに来るかを事前に確認することをおすすめします。

機種の選定に迷ったらいつでもお気軽にスタッフまでお問い合わせください。

直径の小さいタイプもあります

灯具なしのタイプでは、直径が90㎝と少し小さめのものもあります。

一言でシーリングファンと言っても、色々な種類もあるし価格もメーカーごとによって違います。

特にシーリングファンは、ファンを回転させる「モーター」部分の品質によって価格がだいぶ変わります。

やはり安価なものは、モーターの品質もそれなりなので、音や回転の滑らかさが違ってきます。デザインが似たようなものであれば安価なもので構わない、などと思いがちですが、価格の差が顕著に出てくるのもシーリングファンの特性と言えます。

またそれなりに長く使うものですから、そういう意味でも環境にあった良い製品を選んでくださいね。