堂園秀隆(どうぞの ひでたか)
照明器具専門通販「てるくにでんき」運営者。照明器具の販売・施工に携わって36年。第二種電気工事士、照明士の資格を持ち、これまで数多くの住宅・店舗照明を手がけてきました。専門家としての知見を活かし、「照明って難しそう」というお悩みに寄り添いながら、わかりやすく丁寧にサポートいたします。
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人気商品との出会いストーリー
弊社の売れ筋商品である、カメダデンキ「カメダレールソケット」という商品があります。この商品を販売して10年以上はおそらく経っていると思うのですが、今日はこの商品との出会いの話をしたいと思います。販売店で、自分が販売している商品との出会いをお話している会社もあまりないと思いますので、たまには違う角度から商品をご紹介するというのも面白いのではないかと思いました。
もともと、弊社はネットで通販をはじめてから29年目なのですが、ちょうど商品が売れ始めた2000年ごろでしょうか?今は十分認知されたダクトレール、スポットライトやペンダントライトを取り付けるためのレールを、それまでは主に店舗で使われることが多かったのですが、ネット販売で住宅用にも使ってみてはどうか?と提案することを考えました。天井についている引掛シーリングに取り付けることが出来るダクトレールというものも販売され始めて、一般のご家庭でも店舗で使うようなスポットライトの使用や、ダイニングテーブルに今までは1灯タイプのペンダントだったところを、小型のペンダントを2~3台吊るすということが出来るようになりました。
レールとスポットやペンダントライトをセットしたものを販売することも、今では多くなりました。ダクトレールという一部店舗でしか使われなかったものが、施工の自由さが加わることにより、飛躍的に使われるシーンが多くなっていったのです。
このモヤモヤはなに?
ただ、そのような流れの中、どうもモヤモヤしたものがいつもありました。スタイリッシュなスポットライトやペンダントライトを気軽に設置できるようになったけど、これはすべて「点光源」だと。
1点(電球)の光で照らす訳ですから、当然ながら照射範囲はあまり広くありません。もちろんパワーのある水銀灯のようなものもありますが、それはここでは含まないとして、一般の家庭で使われる範囲での明るさのものでは、広範囲には明るくできません。
手元を集中する時には、点光源は効果がありますよね。光が集中してますから、より手元が明るくなります。
自分がモヤモヤした原因というのは、この点光源では例えばオフィスや明るさの必要な店舗、ペットをトリミングするお店などもそうですね、など点光源が適さない環境あるではないか?ということからでした。
高級マンションがヒントの鍵?
このモヤモヤを決定づけたのが、いわゆる高級マンンションのデザイナーズマンション(今、そういう言い方するかは置いときますね)に事務所を開設したいというお客様からのお問い合わせでした。
その物件は、ダクトレールしか室内に設置されておらず、何台かのスポットがあらかじめ設置されてはいるけど、雰囲気ばっかりありすぎて、事務所としての機能を果たせないほど「暗い」というお悩みだったんですね。
こういうデザイナーズマンションは、このような環境がとても多くて、このお客様だけでなく、一般家庭でお使いの予定のお客様からも暗いというお悩みのお問い合わせをいただいていました。
その当時は、できるだけ明るめのスポットライトや、光を透過するような素材を使ったスポットライトで光をできるだけ拡散するようにしたりと、そのような提案しかできませんでした。
弊社のスタッフのカメダデンキさんと出会い
展示会やギフトショーなどに行くと、色々なメーカーさんに出会うことが出来ますが、そのような経緯で弊社のスタッフがカメダデンキさんに出会い、そこの主力の商品である「カメダレールソケット」をご紹介いただきました。
これは売れる!!
とすぐにピンときました。なぜなら、先のお悩みをこれで解決できるからなのです。レールソケットに取付できる直管のLEDランプは、従来の直管の40Wの蛍光灯と形状がほぼ同じです。あの会社や事務所の天井に張り付いていた、あの蛍光灯の器具です。あの明るい器具です。
あの蛍光灯器具と同じ状況を、レールソケットでダクトレール上に再現できてしまう。私たちにとっては本当に画期的な商品であり、衝撃的な出会いでした。
やはり商品に対する熱量が多ければ、商品の説明にも熱がはいりますし、そういう商品は売れ筋商品になっていきます。そして10年以上たった今も弊社での人気商品となっています。
弊社では、レールソケットと組み合わせる直管LEDランプが片側給電と言う条件があるため(両口給電を取り付けるとショートし故障して、その保証は残念ながら保証対象外です)悩まずにご購入いただけるように、セット商品としても販売しています。
レールさえ設置してしまえば、ソケットを設置する位置はレール内ならどこでもOK!デスクの位置を変えたなどの場合でも、上部にレールさえあればそれにあわせて位置変更が可能です。
店舗やオフィスなどの既存の器具からダクトレールへの交換など、弊社では数多くの事例をもっています。お客様の御希望に添いながらプランを考えますので、ぜひお気軽にご相談してみてください。経験豊富なスタッフがご対応いたします。
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