照明に+1視点! 社長ブログ

カテゴリー:店舗照明の記事一覧

色温度ってなんだろう

2020年12月14日

照明器具を選ぶ際に「色温度」と言う言葉を聞いたことがあると思います。

「色に温度があるの?」

と不思議に思うかもしれません。

この色温度とは簡単に言うと光の色を表す数値で「K」ケルビンという単位で表します。


パナソニックのサイトを参照

2500Kは暗めの電球色(でんきゅうしょく)

2700Kは明るめの電球色。

3000Kは温白色(おんぱくしょく)

5000Kは昼白色(ちゅうはくしょく)

6200Kは昼光色(ちゅうこうしょく)

となります。

色温度はお部屋や用途によって使い分ける事が肝心です。

例えば…

2500Kの暗めの電球色なら、飲食店(特にバーなど)などムードを重視する場所におススメです。

2700Kの明るめの電球色なら、一般住宅のダイニングやリビングルームなどくつろぎ空間におススメです。

3000Kの温白色なら、病院の待合室やショールームなどリラックスできる空間におススメです。

5000Kの昼白色なら、読書など作業をする空間におススメです。

6200Kの昼光色なら、オフィスなど集中して働く空間におススメです。

ランプを選ぶ際のポイント

ランプのパッケージには必ず色温度が明記されています。

この色温度をしっかりチェックして、ご自身の好みの明かりの色を選んでください。

福岡県の博多駅近くに新事務所をオープンされる株式会社ピアリビング様の照明プランを作成させて頂きました

2018年09月26日

自分はMGを取り入れていなかったら、会社を潰していたと思う。MGを学ぶそのきっかけのひとつになったのが、株式会社ピアリビングの室水社長との出会いだった。

うーん・・・なんというか感慨無量です。
株式会社ピアリビングの室水社長とはもう10年以上のお付き合いをさせて頂いてます。

普段は親しみを込めてふーこさんと呼ばせて頂いている仲。彼女がMGをやっていなければ自分は絶対にやっていなかった。そして、MGをやっていなければ会社を潰していたと思う。

MGとは5年間製造業の会社経営をボードゲームを通してシミュレーションし5期分の決算を行い、自己資本をどれだけ伸ばせるかを競いながら会社経営の基礎とBS、PL、CF、が示す数字の見方と意味を学ぶ経営研修。

西研究所の西先生が開発されました

ふーこさんが何故そこまでやり込んでいるのか?あんなにのめり込んでいるのか?最初は不思議でならなかったのですが、彼女のオンライン上の日記を拝見していくうちに、最初はアンチだった自分もMGの世界へのめり込んでいくきっかけのひとつになった。

経営者は数字を分析できなければ、地図のない荒野を目をつぶってさまようようなもの。言葉は悪いがすぐに野垂れ死にしてしまうだろう。どんぶり勘定しか出来なかった自分に数字の意味を教えてくれたのがMGだった。

ふーこさんが、福岡県博多駅近くにMGなどの研修やパーティーも出来るBARを併設した新事務所を10月5日にオープンする事になり、照明器具のプランのご依頼を頂いた。

ふーこさんが、福岡県博多駅近くに新事務所をオープンされる事になった。単なる事務所ではなく、MGなどの研修やパーティーも出来るBARを併設した、彼女の想いが入った素晴らしい新事務所だ。

その新事務所の照明プラン作成をインテリアデザイナーさんを通してわざわざ自分に依頼してくれた。とても嬉しかった。彼女の想いはヒシヒシと分かる。彼女自身の夢だけでなく、一緒に働くスタッフの為に、そして周りの商友と呼べる仲間の為にオープンさせる新事務所だ。

時にはMGなどの経営研修でお互いを切磋琢磨し、時には気の合う仲間たちが語り合える場所を彼女は作りたいんだと言うことは十分理解している。

防音専門の株式会社ピアリビングは、防音で困っているお客様が信頼できる専門家へ相談に来るための場所だから、リラックスして話が出来る雰囲気の照明がベストだ。

だがしかし、最優先すべきは防音でお困りのお客様がリラックス出来る空間作りだ。そのために事務所スペースは、圧迫感の少ないダウンライトがオススメだ。そして光色は快活なイメージの昼白色とくつろいだイメージの電球色の中間にあたる温白色がベストだ。この色温度はインテリアデザイナーさんからのご指名だった。数あるダウンライトの中から、ベストチョイスと思えるオーデリックのベースダウンライトFHTクラス32Wクラスを選んだ。薄型で調光対応で比較的リーズナブルでありながら、FHT32Wクラスの明るさを確保したLEDダウンライトだ。

セミナールームは研修目的だから快活なイメージの昼白色が最適。しかし、パーティールームとしても使うならくつろいだイメージの電球色が最適。

セミナールームはパーティールームとしても使う。近くのBARコーナーや廊下もTPOでセミナールームと同様に色温度を昼白色や電球色に変更できた方がベストだ。パーティールームとして使用する時は調光操作が出来たほうがさらにムードを高めることが出来る。

結論は光色切替が可能で調光可能なスポットライトとペンダントライトに落ち着いた。内装はブルックリンスタイルで統一するので器具の色はブラックで決まりだ。

専用の調光器LC211と組み合わせれば、スイッチのON/OFF操作で昼白色と電球色に切替が可能だ。作業性や集中性を重視するセミナーや研修の場合は昼白色。くつろいだムードを重視する場合は電球色。さらに調光操作が可能なので光を絞ってムードある空間作りも可能だ。

オープン当日は伺う事は出来ないが、必ず福岡の新事務所には伺いたいと思う。きっと満足して頂けるはずだ。そんな照明プランを作成した。

お客様の想いを込めた照明プランをお作りしています。

照明でお困りならご相談ください。
お客様の想いを込めた照明プランをお作りしています。

 

東京の街中は参考になる店舗照明に溢れている

2016年04月20日

経営やネットショップ運営の勉強会の後に懇親会が良く開かれます。
自分も嫌いなほうでなないので(と言うか大好きです)ほぼ毎回参加しますが、この懇親会のお店が非常に照明の勉強に役立ちますし参考になります。

下記は代官山にある「寺カフェ」というお店です。昼はカフェ形態ですが、夜はバルの雰囲気の飲み屋さんになります。その他の通りお寺をモチーフした店舗ですが、本物のお坊さんがフロアにいるときもあるとか。

照明はごらんの通り和洋折衷の雰囲気。私が一番気に入ったの「tera cafe」のステッカーと和紙を貼った提灯型照明との空間における融合。とってもおしゃれに感じました。また仏教を連想させる蓮の花の形をしたフロアライトも効いている。なんとも不思議な雰囲気の空間に仕上がっていました。照明のもたらす効果が大きがったなぁ。写真だけではなかなかこの雰囲気が伝わりませんが興味がありましたら是非お店へお越し下さい。
「寺カフェ」オフィシャルサイト
「寺カフェ」食べログページ


こちらは飲食店ではありませんが、代官山にあるECコンサル系企業のセミナールームです。いわゆるコンクリ打ちっぱなしの天井。直にボルトで配線ダクトレールを吊ってスポットライトを無造作に配置したとってもおしゃれでクールな仕上がり。

セミナールームは一般的な事務所と違いフレキシブルにテーブルや人の動線が変化する空間です。それに合わせて照明の光源の位置を動かすことが出来るこの照明は実は理にかなった設備なんです。低価格かつ機能的な照明設備と言えます。

こちらは都内で屈指の人気スポットである世田谷区の三軒茶屋。おしゃれな飲食店が狭い地域に密集しています。その三軒茶屋にあるパクチー専門店「亜細亜的バル Xinchao(シンチャオ)」  正直言って好き嫌いのはっきり分かれるパクチーを専門とうたっているだけでこのお店の尖がり具合が分かります。

でも、とっても人気店なんですよ。コンセプトを絞れば絞るほど、コアなファンが集まるお店になります。お店のメニューも個性的でとても美味しくて楽しかったです。

さてさて、肝心な照明のおはなしですが、もうお店に入る前からこちらは良く考えられてるなぁと感じました。飲食店や美容室に良く見られる外装なのですが、ガラス張りにすると店内が暗く見えがちになります。それに天井をすっきりするためにダウンライトを組合せるのですが、これはプロから言わせると最悪のパターンです。

正面の入り口がガラスだと明るく見えるようですが、壁面や天井面に光が当って間接光が発生していないといくら照明を増やしても暗く陰気な感じになってしまい生理的に入りにくい空間になってしまいます。特にダウンライトは天井や壁面に光をまわさないので間接光が生まれ難く暗い空間になってしまいがちです。

ところが、このシンチャオさんは違います。店内奥の壁にブラケットを多く配置して壁面に間接光を生み出し絶妙な陰影を醸しだしています。人間は生理的に奥に光があると吸い込まれる習性があるそうです。ちょうど暗いトンネルの奥に光が見えると、グッとアクセルを踏み込んで早くそこへ行こうとするのと同じです。通りすがったお客様が気になる、入りたくなる、入りやすいお店のお手本だと思いました。
「亜細亜的バル Xinchao(シンチャオ)」オフィシャルサイト
「亜細亜的バル Xinchao(シンチャオ)」食べログページ

最後は自分の地元である練馬区の田柄にある隠れ家的イタリアンレストラン。
オーナーシェフの理念による料理・インテリア・サービスが完全に統一された「トラットリア・ダ・イシカワ」こちらは何度も利用させて頂いていますが、奥様が一人でホールを取り仕切る20名も入ったら貸切できるこじんまりとしたお店です。その人数だからこそ出来るサービスや上質な料理がウリですね。こちらの照明は今どきに珍しくすべて白熱照明です。 LEDや蛍光と違って演色性が高い白熱灯は食卓に最適な照明器具だと思いますが、店内すべての照明に白熱電球を採用しているのは今どき珍しいかも知れません。

オーナーシェフの想いが入っているのかなぁ。料理だけでなく室内の陰影や雰囲気も一緒に楽しんで欲しいとの願いが入っているのだと思います。白熱灯と木材が作る陰影は蛍光灯やLEDが作るものとは若干あたたか味に違いが出ます。雰囲気も味のうちと言うことでしょう。
「トラットリア・ダ・イシカワ」オフィシャルサイト
「トラットリア・ダ・イシカワ」食べログページ