照明に+1視点! 社長ブログ

【体験談】プロが本気でおすすめするGLO-BALL|飽きのこない照明デザイン

2025年06月13日

堂園秀隆(どうぞの ひでたか)
照明器具専門通販「てるくにでんき」運営者。照明器具の販売・施工に携わって36年。第二種電気工事士、照明士の資格を持ち、これまで数多くの住宅・店舗照明を手がけてきました。専門家としての知見を活かし、「照明って難しそう」というお悩みに寄り添いながら、わかりやすく丁寧にサポートいたします。

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点灯する時の感動が忘れられない

実は私はてるくにでんきでは二代目になります。創業したのは私の父になりますが、大学を卒業し家業に入った時は、父に

この会社では営業をやればいいので、工事士などの資格は必要ない

と言われたのですが、EC(ネット通販)を始めるようになり、工事の依頼も増えてきて職人さんにお願いするだけでなく、自分も自ら工事に行きたいと思い電気工事士の資格を取りました。

数々の照明器具を設置工事してきましたが、イタリアの照明ブランドの「FLOSフロス」社のGLO-BALL(グローボール)が発売開始された1998年は工事の依頼も多く、私もよくこの機種を設置しに伺いました。

設置した数々の照明はどれも素敵なものばかりでしたが、このGLO-BALLを初めて設置した時には、灯具からやわらかに発せられる光に、はじめて「感動」というものを味わいました。

そこから改めて、照明器具というのは感動を与えてくれるのだと、生活のためだけのツールではないんだと思い直した瞬間だったような気がします。

いたってシンプルなデザイン

でも、このGLO-BALLって、いたってシンプルと言っていいデザインです。最初は、和風のぼんぼりじゃないですが、単なるガラス製大きな丸い形でしょ?と思っていました。確かにどんな家具にもあうシンプルなデザインだとは思いました。有名デザイナーである、ジャスパー・モリソンが手掛けたというブランドだから人気が出ているけれど、もっと多機能な照明器具はいっぱいあるし、なぜこの器具が人気があるのか?ということがピンと来なかったのも正直なところでした。

光が主役であることに気づく

しかし、設置して点灯してみると劇的に部屋の雰囲気が変わります。今まで強い主張もなく、謙虚にそこにあったGLO-BALLが生き生きと輝き始めたのです。しかもそれは押しつけがましくなく、やはり謙虚であることは変わらずに、優しく、あたたかくまるで微笑むように、そして柔らかい光に包み込まれました。

この器具は、器具本体というよりも、そこから発する光が主役なんだ。

先に点灯して感動した、というのはその事実に気が付いたということなんだと思います。

丁寧に作られそこに心が吹き込まれた

GLO-BALLの開発には「良い製品とは何年たっても使い続けてもらえるような、謙虚で静かなそして暮らしの中で便利な道具であるべき」の理念のもと「光の質」を追求した結果、開発には5年の時間を使って開発したそうです。

そうなんです。私が感じた謙虚である佇まい、しかしながら光の質は追及に追求を重ねた5年の時をかけられて生み出された「感動の光」は見事に設計者の意図や目的を私たちに伝えてくれていたんです。私は、設置の現場で直にそれを感じました。この器具にはそんな「心」が吹き込まれています。

この感動を伝えたい

しかしながら、こういった感動をお客様に伝えるっていう作業は大変難しいものです。器具もけして安価ではありませんし、設置工事にも費用がかかります。おすすめすればするほど、

照明器具にそんな贅沢は不要じゃない?

と懸念に思う方も少なからずいらっしゃると思うのです。でも実体験として、光に感動した思い、しかも私のような照明器具を販売することを生業としている人間は、たくさんの照明器具を見てきていますから、当たり前のように受け取ってしまうことも多いですが、その中で新鮮に感動した思いというのは、伝わりにくくても、時間をかけてこのようなブログに書いてみたり、お話する機会があればおすすめするなどし、長い時間をかけてでも伝えたいと思っています。

長く使えるという価値

工事も含み高価とも言える器具ですが、デザイナージャスパー・モリソンはGLO-BALLについてこんな風にも語っています。

「永続的普遍的な多くの人に価値が伝わるデザインを、そのまま照明器具に反映させた」

飽きのこないデザイン・長く使える品質の高さ、質の高い光

そういう意味ではけして高すぎることはないと思います。ぜひみなさんもこの感動を味わっていただきたいです。

*弊社では工事込みで販売しています

GLO-BALL-S1

FLO-BALL-S2

 

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