照明に+1視点! 社長ブログ

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わざと陰影を作ることで明るさにメリハリが付き、奥行き感が出るとリラックスしたムードになる

2020年05月04日

おしゃれな照明にしたい!

このような感じで一般の方のお部屋や店舗などの照明についてご相談を頂くことが職業柄多いのですが、まず鉄板なのは配線ダクトレールとスポットライトの組み合わせをおすすめしています。

スポットライトを点灯すると明るい部分と暗い部分がくっきりと別れます。これが、一般的なお部屋に設置する蛍光灯やLEDのシーリングライトとの違いです。後者はとにかく、お部屋をまんべんなく明るくする事が目的で作らています。

確かにお部屋全体が明るくなりますが、陰影が目立たず無難な明るさをお部屋にもたらします。

一方でスポットライトを点灯したときはどうなるか?
下記の写真のように明るい部分と暗い部分がハッキリとして魅力的な陰影を生み出します。この陰影で立体感が強調され奥行き感が出てきます。

このような状態の照明は、日本人をリラックスさせます。
日本人にはロウソクの明かりの文化があり、昔はその炎がもたらす陰影のもとで食事をしたり家族のだんらんを過ごしてきたからです。

ご先祖様のそのDNAを受け継いだ私達日本人は、こうしたあかりを自然と求めているのです。

下記の写真は照明器具の実例集にも掲載しております、スポットライトを書斎に設置させて頂いた例です。

大阪府にお住いのY様 書斎

こうして壁面を照射することで陰影がくっきりと描き出されます。
スポットライトはライティングレールと組み合わせると明るくして欲しい部分に自由に照射させる事が可能になり、さらに壁面や天井面を照射すると魅力的な陰影を作り出しさらに間接光となってお部屋を包み込む優しい光に変化します。

オシャレな照明なら、まずライティングレールとスポットライトで間違いなしです。

一生モノの照明としてフランクロイドライト タリアセン2 チェリーを愛用しています

2016年04月12日

自宅で愛用しているフロアスタンドで一番高価なものがこのフランクロイドライト タリアセン2 チェリー。仕事柄、沢山の照明と出会って来ましたが、その中でもかなりのお気に入りのひとつです。ご存知の方も多いと思いますが、このタリアセン2は世界的に有名な建築家であり日本の帝国ホテル新館を手掛けた事もあるフランクロイドライトが設計した照明器具シリーズの一つです。

自宅ではリビングに天井照明を置かず、このフロアスタンドを主照明にして、あとは数台のスタンドの灯りで過ごすのが自分にとってリラックス出来る空間となっています。

若い頃、一番最初にヤマギワのショールームで実物を見たときは衝撃を受けました。デザインもさる事ながらその機能美にノックアウトされてしまいました。電球を箱型の木製セードで覆うことでグレア(電球のまぶしさ感)を防ぎならが、なおかつそこからこぼれ出る明かりで魅力的な陰影を作り、間接光で人の心をリラックスさせるその存在に痺れてしまいました。

まさに、キングオブ間接照明。

その優雅な佇まいは住む人の好みによって箱型の木製セードを90度回転させたり木製の反射板の設置方向を変える事で間接光に変化をもたらします。間接光のちょっとしたDIYを楽しむことが出来るんですね。自分は部屋のコーナーに置くことで2面の壁に反射光が生まれるように工夫しています。幾重にも重なった明かりと影が織り成す空間は、それを眺めているとゆったりとした時間が流れていくようでとても落ち着きます。

正直に言ってなかなか高価な照明だったので、手に入れるまでに時間がかかりました。ですが、一生モノの照明と考えると決して高い買い物ではありませんでした。所有する満足感も与えてくれる素晴らしい照明です。

タリアセンのシリーズは「照明器具の実例集」でも詳しくご紹介しております。

Frank Lloyd Wright TALIESIN 2 (フランク ロイド ライト タリアセン 2 チェリー)

多面体LED電球「ナノリーフ」もうすぐ発売します!

2016年01月15日

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従来の電球のデザインの常識を覆した斬新なデザイン。
多面体LED電球「ナノリーフ」の発売をもうすぐ開始いたします。

現在、オリジナルの商品撮影を行っていますが、チップを多面体に配したデザインがとても秀逸でスポットライトで使用すると壁面や天井面に効率よく光が当たり明るい間接光を生み出します。自宅のダイニングでテスト使用しておりますが、室内全体がとても明るく感じるようになりました。

このナノリーフの優れた点はさらに調光機能を内蔵している点です。しかも、ランプ自体に独立した調光機能を持っているため一般的な片切りスイッチでお好みの明るさに調整する事が出来ます。あらゆるお部屋の間接照明にオススメできるLEDランプです。

電源のない場所に配線ダクトレールを設置

2015年03月05日

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今回は弊社が良くご依頼を頂く配線工事のご紹介です。
リピーターのお客様からマンションのリビングの壁面を照射して間接光を楽しみたいので、配線ダクトレールを設置して欲しいとのご依頼を頂きました。業界的な話ですが20年くらい前までは、秋葉原にある某大手照明店が施工部隊を持っていて、こうした一般のお客様からのご要望にお応えしていたそうです。ところが、ちょうど我々がネットに照明器具の専門店として参入し始めた2000年前後の頃に、この某大手照明店が施工部隊を解散してしまいました。そして困った一般のお客様が検索で施工対応出来る照明器具の専門店である弊社を探し出して下さるようになりました。こうした流れで配線ダクトレールに関する施工のご依頼を頂く機会が徐々に増えていきました。照明器具の実例集にも多数掲載しております。

今回は電源のない場所に配線ダクトレールを設置して欲しいとのご要望でした。予め現場調査は済ませておりましたが、近くにあるコンセントから電源を取り出し、なるべく配線を目立たせないように壁面内を通して一部は露出配線にしてモールでカバーする事にいたしました。

コンセントのプレートを外し電源を取り出します。
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電源の真上に配線ダクトレールのスイッチを埋め込むために壁を切り出します。石膏ボードなのでカッターで切り取る事が出来ます。
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開口後はこうなります。今回はこちらに調光器を設置しました。
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今回は壁面内を通す事が出来たので、天井付近で配線を取り出す事が出来ました。かなりラッキーだったと思います。
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ここからは配線ダクトレールまでは露出配線になるのでモールカバーを設置して仕上げました。
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2mの配線ダクトレールを3本連結させました。
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壁面を照射して間接光が楽しめるようになりました。
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スイッチに調光器を使っているので光のボリュームをお好みに合わせてコントロールする事が出来ます。
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配線ダクトレールは設置してしまえば、あとはお住まいになるお客様の好みに合わせてスポットライトやペンダントライトを自由に配置して明かりのDIYを楽しむ事が出来ます。今回は広々とした壁面へスポット光をあてて間接光を楽しむライティングシステムに仕上がりました。お客様からもご好評を頂きました。もし、配線ダクトレールの設置でお悩みでしたら弊社までご相談ください。お待ちしております。

お客様専用フリーダイヤル 0120-510692